旭川日英協会 設立趣意
わが国と英国との関係は、両国の持つ歴史的な時間の長さから見ても、その多面的な関係は大変古くかつ深いものがある。
とくに近代日本の発展過程に於いて、国民各層に議会制民主主義を基本とする文化、思想面に於いて英国が深く影響を与え、かつ調和を持って浸透していることは、わが国と英国の持つ長い歴史に於いて、多くの共通点を持ち、英国から学ぶ事が多く、また重要であった事を物語っている。
またわが国の皇室と英国王室との関係も深く、日本日英協会が名誉総裁に秩父宮妃勢津子殿下、並びに三笠宮寛仁親王を載いていることでも理解できる。
経済大国日本といわれるまでに発展を遂げたわが国は、国際社会に於いて、あらゆる面での国際貢献を期待されかつ実行を求められている。
戦後復興期の日本に在っては米国との関係を重視すべき立場に在り、また現在も米国との関係が最重要であることに何等異論の余地はないが、日本が広く国際貢献を期待されている現在、改めて広い視野に立っての国際社会の理解を深めなければならない。
わが国のなかでも旭川は、その地理的状況に於いて周辺に英国風の田園風景を持ち、気象的特質も似ている。 また旭川に於いて、英国との文化関係協会の活動がなく、前途のごとく今後の日英両国関係の強化の重要性、広くEC諸国家との関係強化を考えた場合、民間国際文化有効団体としての旭川日英協会の設立の意義は大きいと考えられる。
ここに我々は、この旭川に旭川日英協会を設立し、日英両国相互の文化交流の役割を果たし、広く国際社会及び地域社会に対し、国際交流、国際平和、伝統文化の再認識と理解に微力ながら貢献する事を目的とし、活動しようと考えるものである。
以上のような趣旨のもとに、旭川日英協会は、各種の講演会、研究会の開催、会員相互の親睦を深めるための例会、及びイベント計画等を通じ、旭川を発信基地として旭川国際化のための一助となるべく、その目的遂行にあたるものである。
平成四年四月吉日
旭川日英協会発起人一同
旭川日英協会 組織
- 名誉会長
- 駐日英国大使
- 会長
- 森山 領
- 副会長
- 今野 正廣 ・ 中川 校一
天池 裕美 ・ 松本 尚晃
- 会員交流委員会
- 委員長 関場 完治
委員 林 祐作 ・ 新岡 津奈恵
- 広報渉外委員会
- 委員長 本間 雄二
- イベント推進委員会
- 委員長 稲田 良輔
委員 東 みつよ ・ 牧原 史典
- 総務会計
- 委員長 吉田 賛
委員 戸沢 ゆかり ・ 板垣 優貴
竹村 陽一 ・ 山田 哲也
- エリザベス会名誉会長
- 駐日英国大使夫人
- 事務局長
- 大橋 一慶
- 監事
- 石川 千賀男 ・ 飯塚 達夫
- 幹事
- 竹村 陽子 ・ 高橋 仁美
戸沢 ゆかり ・ 本間 雄二
小林 路子 ・ 東 みつよ
吉田 賛 ・ 関場 完治
新岡 津奈恵 ・ 板垣 優貴
牧原 史典 ・ 稲田 良輔
竹村 陽一 ・ 山田 哲也
林 祐作 ・ スティーブン・キング
- エイリザベス会
- 会長 天池 裕美