旭川日英協会 設立趣意

 旭川日英協会は1992年に設立。森山領会長以下会員数85名(2020年10月現在)で活動を行っております。

 日英協会は1908年(明治41年)に英国に関する研究の奨励と日英両国民相互間の親善を目的として東京で設立され、北海道では旭川の他に札幌、函館にあり、日本全国では20都市に存在しています。

旭川日英協会は「日英両国相互の文化交流の役割を果たし、広く国際社会および地域社会に対して、国際交流、国際平和、伝統文化の再認識と理解に貢献する事を目的として活動しようと考えるものである」(設立趣意書より抜粋)

英国といえば、日本と同じ島国で伝統と格式を重んじる女王陛下の国という印象をお持ちの方が多い事と思いますが、議会制民主主義発祥の国であり、産業革命、銀行制度の確立を通して近代工業や国際経済の基礎を作り上げた国としても知られています。 また多くの芸術、スポーツなどの発祥の国としての一面も忘れる事はできません。現在の音楽分野にも大きな影響を与えたビートルズはあまりにも有名ですが、ハリーポッター。シェイクスピア、シャーロックホームズ、ピーターラビット、ロード・オブ・ザ・リング、007ジェームズボンド、嵐が丘など数え上げれば枚挙にいとまがありません。 さらにサッカー、ゴルフ、テニス、ラグビー、卓球、F-1など世界的なスポーツの発祥の国でもあります。

「ゆりかごから墓場まで」という言葉は英国の医療・福祉にかける国家的取り組みを象徴する言葉として有名ですが、世界初の看護師ナイチンゲールを生んだ国として現在でも医療機器の開発、新薬の開発では世界最高峰を誇っております。 まだまだ、蒸気機関の発明、世界初の鉄道、地下鉄など自慢することのないイギリス人が語ってくれなければ忘れ去られてしまうほどの新しいものを、次々と生み出してきた世界最高の新しいもの好きな国であることは、あまり知られていないことでしょう。

このように古い伝統・文化を大切にする国で、あらゆる分野において新しいものが生み出されて行く英国を知る事は、私たち日本人が日本国を考える上で大切な事を知ることになることでしょう。

旭川日英協会の活動を通して、愛する人、愛する家族、愛する友人達と生きている私たち日本人が、将来の愛する国日本のあり方、進むべき道を模索し何をすべきかを考えることの大切さを見つけ出すことができると思います。

年に数回行われる公式例会、イベント例会の開催のどれをとっても、大変和やかなフレンドシップに満ちあふれたパーティーは、ある大学教授が「この会に出席すると、全ての人がいい人になる」と言われるほど温かい雰囲気を持っています。

また女性会員だけで作られているエリザベス会も夏の例会を主催し、温かさの中にも華やかさを生み出してくれています。

2017年10月には設立25周年行事として同年20周年を迎える長崎日英協会と交流を行ない、又、2019年9月にはラグビーワールドカップ2019イングランドVSトンガ戦応援ツアーを実施し、益々活気を増して活動を続ける旭川日英協会に、ぜひあなたも参加して豊かな人間性を育んでみてはいかがでしょうか。